biography


生態

全長144〜145cm。

舞台と手話と子どもと酸っぱいものと辛いものと裏路地と深海魚と大衆演劇が大好き。

いつでもどこでも寝られる。

びっくりするほど忘れっぽいので、いつも大量にメモを取りがち。

ワクワクすることには突発的に飛びつく性格。

幼稚園時代〜現在までの習い事はわりと多めで、ピアノ、エレクトーン、書道、フルート、ピッコロ、声楽、演技、クラシックバレエ、ジャズダンス、タップダンス、落語、マイム……など、ぜんぶちょっとずつ、なんとなくできる。

生い立ち

 幼稚園のころ「セーラームーン」ミュージカルの観劇をきっかけに、将来の夢が「舞台俳優」に確定。まるでアニメから飛び出てきたようなリアルさと、キラキラと歌って踊る俳優の姿に大きな憧れを抱く。

 中学時代、劇団四季「キャッツ」の観劇をきっかけに、 夢が 「踊って歌う猫になる」に進化。連日連夜自宅で「キャッツ」のCDを聴き続けたため、いつのまにか家族全員が全曲を完璧に歌いこなせるという予想外の事態が起こる。

 本格的に舞台俳優を目指し、舞台芸術科のある高校に入学。演劇の授業を通して「演劇は人間の芸術=人間を知ることが大切」と気がつく。

 人間の原点である「子ども」について深く知りたくなり、短大の子ども学科に進学。保育士を目指す同級生と共に子どもの発達や心理を学び、保育園で実習をし、美術の授業ではなぜかヌードを描き、さまざまな角度から子どもや人間と向き合う。その傍らひたすら劇場にも通い続け、「演劇の本場を知りたい!」と単身ロンドンを旅した時は、道行く人々に「小学生?」「迷子?」と心配される。

 短大卒業後、座・高円寺劇場創造アカデミー演技コース入所。ろう者の同期生と出逢う。クリエイティブでユーモア溢れる人柄に憧れ、「同じ言語で話せるようになりたい!」と手話を学び始める。あっという間に手話の奥深さに魅了されるとともに、少しずつ手話で言葉を交わせることが嬉しく、「もっと話せるようになりたい!」と手話に没頭する。

 在学中、「ろう者と聴者が共同制作する舞台の演出助手をやってみないか?」というオファーが舞い込み、「このチャンスに全てを賭けたい!」とアカデミーを中退。プロの現場へ飛び込む。自身の未熟さや実力不足に悩んだり落ち込んだりしながらも、たくさんの方々に助けられて「舞台×手話」の道を歩き始める。

 さらにNPO法人・シアターアクセシビリティ・ネットワーク(TA-net)との出逢いをきっかけに「舞台手話通訳」という職業があることを知り、都内公共ホール主催の舞台手話通訳講座を受講。修了後はTA-netの舞台手話通訳チームに所属し、数々の演劇作品に舞台手話通訳者として携わる。

 2023年、これまでの経験を活かし「舞台×子ども×手話」という3本柱をかけあわせた個人ユニット「となりのきのこ」を立ち上げ、活動を展開中。